病識のない患者さんへの対応はどうしたらよいの!?

1. 関係構築・・・ 信頼関係を築き、患者が安心して意見を共有できる環境を作ります。

2. 情報提供・・・ 病気についての正確な情報を提供し、誤解や偏見を解消します。

3. 共感的な聴取・・・患者の感情や考えを尊重し、共感を示しながら対話を進めます。

4. 動機づけ面接(MI)・・・患者自身が変化の必要性を感じるようにガイドします。

5. 家族や支援者の巻き込み・・・家族や親しい人々を治療プロセスに参加させ、サポートシステムを整えます。

この様にとてもとても骨の折れる取り組みですので、自分の体調の良い限りは仏様の様な心で診察できればよいなぁと思っています。

精神科の病院であれば、強制的な治療も選択肢に入るので、ご本人様や他者に危害が及ぶ恐れがある場合は、法的な枠組みの中での介入ができるのですが、外来のみの小さなクリニックでは上記の様な方法で治療していきます。