先日、読売新聞オンラインで、宝塚歌劇団の月組トップ娘役として活躍した美園さくらさんが今春、慶応大の大学院に進学されたという記事を見ました。
「誰もが当たり前のように心の健康について語り合える世の中を実現する勉学に励む」とのことです。
宝塚でトップになった人が芸能関係ではなく、メンタルヘルスや心理の世界に飛び込むというのは、とても珍しい事だと思いました。

心の健康をくずしても、死ぬことはないが、死にたいと思うほどつらい。
心と体(行動)考え方はお互いにリンクしてあるいるものの、心理的な問題は見えづらい。

美園さんが、将来どんな心理士になるのか、はたまた、公認心理士や臨床心理の資格は取らずに、研究、普及、ビジネスに活かすのかまだ分からないですが、心理や精神科の面白さにどっぷりとはまってもらえたら、とても嬉しいと思います。
図書館に行っても、生物学的精神医学からフロイトまで心理学・精神医学は、他のどの身体科の分野よりも棚の数が多く、学問の奥行き・歴史に圧倒されつつも知らない事を知る事にワクワクします。
もし、ふたたび関西に来られることがあれば、小生のクリニックにも遊びに来ていただければ・・・と思う次第です。

参考:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20220625-OYT1T50115/
ヨミドクター 2022年6月25日 美園さくらさん慶大大学院へ…宝塚の道を極めても、「心の健康」重要性を痛感