今回の事件で「ケタミン=危険な薬物」という印象が強まることを懸念しています。
過去には中国のインフルエンサーが、ケタミンと覚醒剤を混ぜて使用されるなど、医療とは無縁で極めて危険な事例もありました。
だからこそ重要なのは、違法な密輸・乱用と、医療としての使用を明確に区別することです。
たとえばオーストラリアでは、難治性うつ病などに対し、精神科専門医のもとで厳格に管理された治療に限って使用が認められています。
自由に使えるものではありません。
総合病院の精神科で診療してきた立場から見ても、従来の治療では改善が難しい患者さんが一定数いるのは事実です。
一方で、適応や管理を誤れば害の方が大きくなる薬剤でもあります。
今回のニュースをきっかけに、不安や誤解だけが広がるのではなく、 「誰が、どのような責任と管理のもとで扱うのか」 という点にも目が向けられることを願っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0fe03c9e3887463cd5d7441d5eaf6d32c06e70b
