戦争は終わります。しかし、PTSDは終わりません。
沖縄慰霊の日に思うのは、戦争で亡くなった人の数だけでなく、その後も苦しみ続けた人々の存在です。
精神科医として忘れてはならないのは、戦争は人を殺すだけではなく、生き残った人の人生を何十年にもわたって変えてしまうことがあるという事実です。
戦争神経症(現在のPTSDを含む戦闘関連精神障害)は、紛争地域の住民の約22%にみられるとされます。不眠、悪夢、突然よみがえる記憶、強い緊張感。その症状が数十年続くこともあります。
そして、その傷は本人だけでなく、家族や次世代にも影響を及ぼします。
平和学習は歴史を暗記するためではありません。人間がどれほど深く傷つき得る存在なのかを学ぶためのものです。
亡くなった方々を悼むとともに、生き残り、その後も戦い続けた人々にも思いを寄せたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9659c1beb6ca65af4555332c80166c32a890ee0
