「全員助かって良かった」

もちろんその通りです。しかし、精神科医としては別の心配をしています。

火災で最も長く残る傷は、やけどではなく「記憶」かもしれません。

火災はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こす代表的な外傷体験です。炎、煙、サイレン、逃げ惑う人々――その光景が何年経っても突然よみがえることがあります。

特に子どもは、「もう大丈夫」と言われても、夜眠れなくなったり、一人でトイレに行けなくなったり、学校を怖がることがあります。

今回は児童8人と教員1人が搬送されたとのこと。けがの回復だけでなく、その後の心のケアも忘れてはなりません。

火事は鎮火して終わりではありません。本当に長い闘いは、その後に始まることがあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d829e9a87af662d4fcebd68ceae33a59a26aeb74