気虚を脱して元気ハツラツ!

補中益気湯は、伝統的な漢方薬として知られています。
気力、体力、食欲が落ちた方時、体に元気が無い状態を改善するために用いられます。
心身共に疲れていても、コーヒーやビタミン剤を使って、仕事や勉学を励む現代人にとって、夢のような効能効果の漢方薬です。

漢方の考えに「気虚(ききょ)」という状態があります。
気虚とは生命活動のエネルギーである「気」が少なくなることです。
こうなると元気が出ない、疲れやすい、動くの面倒になり、やる気が出ない、落ち込みやすくなるなど、イイ事は何一つない状態になります。

補中益気湯は気虚状態を脱するために、胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振を改善します。
補中益気湯で自然な元気とバランスを取り戻し、健康で活力あふれる毎日を過ごしましょう。

薬理機序

その薬理機序として、補中益気湯は、黄耆(おうぎ)や人参(にんじん)などの有効成分を含んでおり、これらが体内の免疫系を刺激し、抗酸化作用を発揮します。
また、消化機能を高め、全身のエネルギー代謝を促進することで、持続的な活力を提供します。

服用する上での注意

元気が無い時に服用すると元気になると聞くと積極的に服用したいところですが、他の漢方・お薬との飲み合わせに注意が必要です。
他の漢方薬にも甘草や麻黄が入っていることがあるので、摂りすぎに注意してください。
また、グリチルリチン酸を含んだ風邪薬は併用しないようしてください。
グリチルリチン酸とは、風邪薬や口腔内殺菌トローチなどに使用されている場合がありますが、グリチルリチン酸は甘草に多く含まれているため甘草の接種過剰となってしまいます。
医師、薬剤師と相談して治療や服用の方針を考えていきましょう。

効能・効果

体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒